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函館に移り住んでもう10年、まだ10年…

人生において移住は大変な決断です。このウェブマガジンでは、未来の移住者の方々に向けて、函館らしい移住の先達者の経験と知識と知恵をなにがしか提供し、より良い契機を生み出すための情報発信活動を目指しています。

 

函館は市町村魅力度ランキングで全国第1位の常連。函館山や五稜郭など誰もが想い起こせる名所があり、海を望む美しい夜景はもちろん、教会群や伝統建築物が遺るエキゾチックな坂の町、海産物を中心に美味しい食が堪能できる港町など、魅力的なコンテンツに恵まれた街です。

その一方で、ある幸福度ランキングでは、全国中核都市で幸福度が最も低い街と評価されてしまっています。その基本指標は人口減少率や高齢化率、成人病罹患や喫煙などの健康度、賃金レベルなど、客観的なデータを中心に割り出されたものです。確かに、函館は全国でも早いスピードで人口減少や高齢化が進んでいることは、疑いのない事実です。日本の将来課題を先取りしているという意味で、「課題先進都市」などと呼ばれたりもします。

そんな函館への移住者として言えるのは、第一に、函館は旅するよりも暮らす方が遙かに愉しい場所だということ。第二に、日本の地方都市が抱える課題が身の回りに山積していて、それをなんとかできないかと自ら悩み働きかけてみたり、地元で頑張っている人たちを応援してみたりと、関わり合う余地がたくさんあるということ。より深く広く関わっていくことで、函館の魅力の真髄―文化的・精神的な風土に触れられ、移住生活がより深い意義あるものと感じることができるようになります。

主宰者は2011年春に東京から函館に赴任マンション暮らしの後、2017年秋に函館山の麓にある古民家に移り住みました。ようやく10年を経過し、少しずつですが地元に馴染んできたかなという実感が持てるようになってきました。主宰者は地域研究に従事する大学教員でもあります。移住者がいかにして移住先を検討し、迷いや悩みや葛藤をどう乗り越えて移り住み、幸せな人生を獲得していくのか―その過程に関心があります。人生に意義ある移住を見極めることが、地域の将来課題の解決策のヒントに繋がるのではないかというのが、この ウェブを開いた動機です。自分自身のこれまでの移住生活への反省と将来展望への模索も含めて、生涯探究が続きます。

主宰者

田柳 恵美子

センティールクリスマスライブ仕事.jpg

学生時代から東京で30年以上、ジャズピアノを趣味としている。移住3年目頃から地元の演奏家たちとの出会いが広がり、東京に居た時よりも頻繁にライブ活動を行うようになったことは、予想外の悦びだった。写真は函館山のレストラン「センティール・ラ・セゾン」のクリスマスディナーでのライブ演奏後、地元の音楽仲間たちと(左端が私)

自分の写真ふわゆるパーマ.jpg
主宰者について
About Me

2011年震災直後に、函館の大学に赴任。2017年に定住を決意し、函館山の麓にある築80年の古民家を改装して住み始める。この魅力的な旧市街にもっと住人を増やしたいと、一念発起して情報発信活動に取り組んでいる。
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